2013-12-17 08:00
太陽光発電
ソーラーフロンティア、CZTS太陽電池の変換効率で世界記録更新

IBMコーポレーション、東京応化工業との共同研究
ソーラーフロンティア株式会社は、IBMコーポレーション、東京応化工業株式会社との共同研究で、CZTS太陽電池セルの変換効率において世界記録を更新した。(画像はプレスリリースより)
レアメタルを使用しない
これまでのCZTS太陽電池セル(0.42平方センチメートル)での世界記録は、2012年8月にソーラーフロンティアにて発表済みの今回と同じ共同研究チームにて達成された11.1%となっていたが、今回12.6%(米ニューポート社測定)を達成し、世界記録更新となった。CZTS太陽電池は銅、亜鉛、スズ、硫黄、セレンを主成分とした太陽電池となっており、レアメタルを使用せず安価かつ入手しやすい原材料を用いているので、量産化やコスト競争力に優れている。
ソーラーフロンティアではこれまでにも、カドミウムを含まない薄膜太陽電池セルで世界記録となるエネルギー変換効率19.7%達成したほかに、30cm角CIS薄膜太陽電池サブモジュールの開口部面積でエネルギー変換効率17.8%を達成するなどの実績がある。
ソーラーフロンティアは今後も経済性と環境性に優れたCIS系技術の研究・開発を進めながら高出力品の量産化を目指すとしている。
外部リンク
ソーラーフロンティア プレスリリース
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2013/C026763.html
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