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2014-01-22 20:00

エコ

芝浦工大、2030年の住宅を提案!「母」をテーマにしたエコハウス

母の家2030
「母の家2030」
2014年1月20日、芝浦工業大学は、同大学が建築したモデルハウスを1月29日(水)~31日(金)まで東京ビッグサイトで行われる「ENEX2014」に展示し、コンペティションに参加すると発表しました。

(画像は芝浦工業大学プレスリリースより)

同大学は、学生の母親世代が高齢となる2030年に着目し、「母の家2030 - 呼吸する屋根・環境シェルターによるシェア型居住スタイル」を提案しています。今回のモデルハウスはこのテーマを実現し、様々な要素をシェアすることで新しいライフスタイルを模索しています。

3大コンセプト
「母の家2030」が掲げている3大コンセプトが、「暮らしのシェア」、「エネルギーのシェア」、「セキュリティのシェア」です。シェアすることで、現在各家庭が抱えているエネルギー消費の非効率、社会での孤立化、居住空間の閉鎖化といった問題を解決しようと試みています。

「暮らしのシェア」では、長屋的なシェア型住居を目指し、寝室ユニット以外の空間や設備機器を共有し人のつながりを重視しています。「エネルギーのシェア」は、住戸のみならず地域でソーラーエネルギーをシェアします。「セキュリティのシェア」については、住戸内ではソーラーによる温水と電力を共有し、地域内では余剰電力を必要箇所に分配し共用します。

環境にも配慮
「母の家2030」は、「呼吸する屋根」と「環境シェルター」で構成されています。屋根にはパネルと通気層が設置されており、太陽光発電はもとより、温度差による空気の流れなど様々なエネルギーを生み出します。

開口して家の中に光を取り込んで暖かさを蓄える一方で、部屋の中の暖かさはそのままに換気ができるということで、「呼吸する屋根」と呼ぶにふさわしい工夫がなされています。

また、寝室や水回りをそれぞれユニット化しているのも特徴です。これにより、シェルターとしての機能が加わり、災害時でも安全に過ごせる配慮がされています。

アジアへの進出を視野に入れ、グローバルな展開を検討している芝浦工大。今後の動きに注目が集まります。


外部リンク

芝浦工業大学プレスリリース
http://www.atpress.ne.jp/view/42442

「母の家2030」のチラシ
http://www.kk.shibaura-it.ac.jp/
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