2014-02-02 01:00
エコ
東電、暖冬で12月の電力量5.2%減

2ヶ月ぶりに前年を下回る
東京電力は1月22日、12月の販売電力量を公表した。対前年伸び率5.2%減の215.5億kWhと2ヶ月ぶりに前年実績を下回る。(画像はウェブサイトより)
暖房需要は減少、産業需要は増加
家庭用などの「電灯」は前年実績を下回った。検針期間が前年同月に比べて短かったこと,11月から12月の気温が前年に比べて高めに推移し,暖房需要が減少したことが原因。対前年伸び率10.9%減と2ヶ月ぶりのマイナスだ。ビル・商業施設などの「業務用」も同様に気温の推移により対前年伸び率4.3%減と5ヶ月連続で前年実績を下回った。
対して工場など産業用の主力である「大口電力」は上回った。機械(2ヶ月ぶり),化学(3ヶ月連続),鉄鋼(8ヶ月連続),紙パルプ(6ヶ月連続),食料品(10ヶ月連続)など主要業種が軒並み増加、対前年伸び率 2.0%増と3ヶ月連続のプラスとなった。
これまでは気象条件に助けられたが、産業分野での景気回復に伴い、今後の電力量は前月を上回っていく可能性が高い。今後は東京オリンピックに向けた建設も始まり、電力量の確保は生命線となる。
エコと経済を両立するための責任ある行動が求められる。東電へ関与する国や都、企業や市民の協力が欠かせない。
外部リンク
東京電力 プレスリリース
http://www.tepco.co.jp/news/2014/1233748_5918.html
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