2014-02-05 21:00
エコ
静岡ガス・東レ、マンション内電力融通システム採用のスマートタウン計画を発表

「T-グリッドシステム」導入 静岡県東部に2017年完成予定
静岡ガスと東レ建設株式会社が、マンション内電力融通システム「T-グリッドシステム」を導入したスマートタウンを建設する。(画像:「電力融通」概念図・静岡ガスニュースリリース)
計画は、一戸建と分譲マンションを複合したスマートタウンで、全戸に家庭用燃料電池システム「エネファーム」を取り入れる。完成予定は2017年、分譲マンションで「T-グリッドシステム」を採用するのは、日本初となる。
エネルギー消費量、CO2排出量の削減とコミュニティの形成に効果
「T-グリッドシステム」は、電力の一括受電とエネファームを組み合わせることで、マンション内の電力を融通し合うシステム。エネファーム採用によって電力は約60%減少する。ガスの消費量は増加するが、マンション全体のエネルギー消費量と、CO2排出量の削減が期待できる。エネファームは、電力使用状況によって効果に大きな差が生じるため、集合住宅に設置することが難しい。しかし、「T-グリッドシステム」を採用した場合、マンション内の世帯間でその効果を共有することができる。時間帯による共有も可能で、ある時間帯にエネルギー消費量が多い家庭が、少ない家庭から電力を融通してもらうことで、従来より安価に電力を使用できる。
名称の「T」とは、Town(街)、Team(協力)、Trust(信頼)、Trade(取引)の頭文字。省エネ効果だけではなく、居住者間のコミュニティ形成にも効果が期待されている。
外部リンク
静岡ガス
http://www.shizuokagas.co.jp/
静岡ガス/ニュースリリース
http://www.shizuokagas.co.jp/information/
東レ建設株式会社
http://www.toray-tcc.co.jp/
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