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2014-03-05 08:00

太陽光発電

紫外線を変換して効率アップできる太陽電池用封止シート開発

太陽電池用封止シート
新技術「レイクレア」
日東電工株式会社は、特定の波長の光を高効率で別の波長に変換することはできる新技術「レイクレア」を搭載した太陽電池用封止シートを開発した。

(画像はニュースリリースより)

95%以上の効率で変換
今回開発された太陽電池用封止シートを太陽電池モジュールに使用することで、今まで発電には寄与していなかった紫外領域の光を95%以上の効率で可視光に変換することができ、発電素子に入射する光を増やすことができるので、モジュール出力を2%程度高めることができるとのことだ。

また、通常のUV吸収剤を含んだ封止シートと比較して同等以上の紫外線吸収能力をもっているので、モジュール内部の劣化もしっかりと防ぐことができ、長期使用を想定した加速実験の結果は殆ど特性の低下が見られなかったとのことで安心だ。

採用する際は新たな設備の導入は不要で材料を交換するだけでいいので導入もしやすくなっている。

日東電工では今後、太陽電池封止シートとしての販売だけではなく、太陽電池封止シート用添加剤としての販売も視野に入れているとしており、幅広く技術の普及を図っていくとしている。


外部リンク

日東電工 ニュースリリース
http://www.nitto.com/jp/ja/press/2014/0223.jsp

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