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2014-03-06 10:00

エコ

川崎汽船、自動車運搬船で究極の省エネ

DRIVE
世界最先端の船舶技術を結集
川崎汽船株式会社は2月12日、究極の省エネと環境保全を追及するための『DRIVE GREEN PROJECT』を立ち上げ、フラッグシップ船を建造すると発表した。

(画像はニュースリリースより)

建造されるのはジャパン マリンユナイテッド株式会社に発注の7,500台積み大型自動車専用船。車両1台を輸送する際のCO2排出量を極限まで削減するため、先進の省エネ技術を投入する。

CO2排出量を従来型船型と比較し25%以上削減
船舶は環境負荷の低いエコロジーな輸送手段である。しかし燃料として重油を使用することから、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の他に、窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)などが含まれているため、地球環境保護にはより進んだ技術を必要としている。

この課題に対し、世界初の水混合燃料と排ガス再循環装置を組み合わせたNOx生成抑制装置付きエンジンを搭載。SOxに対しては船舶用大型排気ガス浄化装置を搭載し、試験運用を開始する。

甲板には太陽光発電システムを搭載、LED照明の電力供給をまかなう。太陽電池パネルが目を引くのことももちろん、空気や水の抵抗を減らす、未来的な外見を持つ姿が特徴的だ。

日本の船舶技術と重工業技術が世界の環境保全に役立つ好例として期待していきたい。


外部リンク

川崎汽船株式会社 ニュースリリース
http://www.kline.co.jp/
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