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2014-03-28 08:00

太陽光発電

三菱化学と大成建設、「有機薄膜太陽電池外壁ユニット」開発

有機薄膜太陽電池外壁ユニット
実証試験開始
三菱化学株式会社と大成建設株式会社は、世界で初めて有機薄膜太陽電池を用いた発電ができる外壁ユニットを開発し、大成建設が都市型ゼロエネルギービル(以下ZEB)実現に向けて建設中の建物に導入して実証試験を開始することを発表した。

(画像はニュースリリースより)

デザイン性や機器更新の容易性に優れる
近年、建物の省エネや災害時の機能維持への要求が高まり、省エネや再生可能エネルギーによって年間の消費エネルギーゼロを目指す「ZEB」実現へ向けた取り組みが進んでいる。

太陽光発電ではパネルの設置面積が限られるので、屋上や屋根面以外に壁や窓など側面の有効活用が求められており、外壁へ設置する場合、デザイン性やフレキシブル性、軽量性、耐久性、機器更新の容易さなどが必要となるため今まで実用化されていなかった。

今回開発された「有機薄膜太陽電池外壁ユニット」では、薄く軽量かつ色の自由度と意匠性も高い三菱化学の有機薄膜太陽電池を使用し、大成建設の建物外装に関する多くの技術やノウハウを用いることでデザイン性や機器更新の容易性など多くの問題をクリアした。

両社では今後、大成建設が横浜市戸塚区にある技術センター内に建設中の「ZEB実証棟」へ、「有機薄膜太陽電池外壁ユニット」を導入して、実用化に向けた実証を進めていくとしている。


外部リンク

三菱化学 ニュースリリース
http://www.m-kagaku.co.jp/newsreleases/

大成建設 ニュースリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/

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