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2014-04-01 13:00

エコ

可視光線でデータ通信「LED通信」技術の実証実験、赤レンガ倉庫で開始

LED通
最先端技術で無料Wi-Fiサービス
LED・有機EL通信技術の研究、開発、製造、販売を行うランプサーブは3月20日、横浜赤レンガ倉庫にて、同社が開発した最先端LED通信技術を用いた訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「横浜赤レンガ倉庫LED通信実証実験」を開始すると発表した。

同実証実験は、横浜市、横浜赤レンガ、横浜市芸術文化振興財団の協力のもと、平成26年4月14日(月)から行われる。

LED通信は、人の目に見える可視光線帯域の光を目視できないレベルで点滅させることでデータをやり取りする通信技術。

通信装置の設置が省エネ、省コストでありながら、従来の電磁波による通信のように、人体や精密機器に影響を与えることもない。

横浜市と連係
可視光線帯域の光を使ってデータのやり取りを行うLED通信では、通信相手以外の可視光はノイズとなって通信を妨げる要因となる。

つまり、太陽光や照明設備などの光も、自然空間上には様々な他の可視光であり、LED通信にとってはノイズとなって通信を妨害してしまう。

これを効率的に除去するため、同社はプロジェクタに利用される DMD(Digital Micro mirror Device)を用いて空間分割装置を構成し、ノイズの排除と複数光源の受光、光源の追尾を可能にする機構を開発することに成功した。

同社は今回の実証実験の結果を踏まえ、横浜市とも連携して既存の都市インフラ(街灯や屋内外施設)を活用した情報通信設備の拡充も検討していく考えだ。


外部リンク

ランプサーブ│プレスリリース
http://lampserve.com/news/2014032001.pdf
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