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2014-04-01 13:00

エコ

最大80%、政府が地熱発電事業に対して事業資金の債務を保証

地熱発電
事業化を支援
独立行政法人・石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は3月27日、つちゆ温泉エナジー株式会社による福島県福島市土湯温泉での「土湯温泉バイナリー地熱発電事業」および西日本環境エネルギー株式会社による大分県玖珠郡九重町での「菅原バイナリー地熱発電事業」の2案件について、初めての地熱発電の債務保証対象事業として採択したことを発表した。

これは。政府が地熱発電の事業化を支援するために、地熱発電事業に対し、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を通じて、最大80%の事業資金の債務を保証するもの。

JOGMECは平成24年9月から地熱資源に関する調査助成や技術開発等による支援事業を進めてきた。

事業資金の債務を保証することで、民間金融機関だけでは評価できない地熱資源開発のリスクを評価し、民間金融機関による地熱資源開発への資金供給の円滑化を図る。

(画像はニュースリリースより)

保証対象初となる2案件
土湯温泉バイナリー地熱発電事業は、福島県福島市土湯温泉で発電規模400kWの水冷式バイナリー方式の地熱発電所を建設するもの。

福島県福島市土湯温泉の湯遊つちゆ温泉協同組合が中心となって事業を推進し、孫会社のつちゆ温泉エナジーが既存温泉井を用いて地熱発電事業を行う。

運転開始は平成27年7月を予定しており、福島信用金庫から長期借入で調達した建設資金の一部(5億5,700万円)に対して、JOGMECはこの80%の債務を保証する。

菅原バイナリー地熱発電事業は、大分県玖珠郡九重町で発電規模5,000kWの空冷式バイナリー方式の地熱発電所を建設するもの。

九重町の所有する既存地熱井を活用して地熱発電事業を行い、運転開始は平成27年3月を予定している。

みずほ銀行および日本生命保険相互から長期借入で調達した建設資金の一部(40億万円)に対して、JOGMECはこの80%の債務を保証する。


外部リンク

JOGMEC│ニュースリリース
http://www.jogmec.go.jp/news/release/
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