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2016-03-08 08:00

太陽光発電

カネカ、反射を低減した壁面設置型の太陽光発電システム開発

低反射環境配慮型太陽光発電システム
NEDOと共同で開発
株式会社カネカは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同で、光の反射を低減させた「低反射環境配慮型太陽光発電システム」を開発したことを発表した。

「光害」を抑える
今回開発された「低反射環境配慮型太陽光発電システム」は、近年、取り組みが推進されているZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)で求められるエネルギー自給率向上に貢献できる太陽光発電システムとなっている。

ビルなどに通常の太陽光発電システムを設置する場合、壁面に設置すると反射光による「光害」が発生する場合があり、屋上にしか設置できないが、「低反射環境配慮型太陽光発電システム」では、太陽電池モジュールの表面を凹凸構造にすることにより光を散乱させるので壁面に設置が可能となる。

また、モジュール内部に光を閉じ込める技術によって実発電量の向上が図るとともに、新たな防眩技術を採用することによって、モジュールに多彩な色を採用することが可能となり、意匠性も向上しているとのことだ。

「低反射環境配慮型太陽光発電システム」は現在、横浜市戸塚区の大成建設株式会社技術センター内に設置され、実証実験が行われており、カネカは今後、実用化を目指して取り組みを進めていくとしている。

(画像はニュースリリースより)


外部リンク

カネカ ニュースリリース
http://www.kaneka.co.jp/service/news/160229

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