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2015-05-30 22:00

太陽光発電

太陽光発電設備を短工期・低コスト化、大成建設が簡易斜杭基礎を開発

簡易斜杭基礎
架台基礎構築を短工期に
大成建設株式会社、株式会社ラスコジャパン、ブイ・エス・エル・ジャパン株式会社の3社は共同で、太陽光発電設備の架台基礎構築を短工期かつ低コストで施工可能な簡易斜杭基礎「T-Root」を開発した。

同製品は「斜杭構造」と台座に鋼管杭を固定する「杭頭固定機能」により、台座と鋼管杭の一体化を図り、外力に対して大きな抵抗力を生み出すことを可能にした。

この「杭頭固定機能」を有した基礎フーチングを使用することで、水田跡地等の軟弱粘性土地盤にも適用することが可能になり、重機を使用できないような施工上の制約を受ける既設構造物周辺、狭隘地、傾斜地での施工も容易となった。

施工に際し大掛かりな土砂掘削・搬出が不要で大型重機を使用しないため、取付道路等の周辺整備も不要で周辺環境への影響を最小限に抑えることができる。

また、基礎に用いるダクタイル鋳鉄製台座は、工場で生産し、安定した品質で提供することができる。

樹木の根をヒントに
同製品の開発に際して3社は樹木の根が地中に広がる形状をヒントに基礎構造として応用し、軽量でコンパクトなダクタイル鋳鉄製台座を基礎フーチングとして使用し、4本の鋼管をハンディー型の電動ハンマーで斜めに配置する簡易斜杭基礎技術を開発した。

汎用性の高い鋼管を用いた杭材によって、低コストで資材を調達でき、コンクリート基礎と比べ施工にかかる工種を削減し工期短縮を実現した。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

大成建設株式会社 プレスリリース 
http://www.taisei.co.jp/about_us
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