2015-05-27 20:00
太陽光発電
オランダ・太陽光発電自転車レーンが予想以上の効果を発揮

「SolaRoad」ソーラーパネルを敷き詰めた道路
オランダの自転車用レーンに設置された太陽光発電システムが予想以上の効果を見せ、話題になっている。2014年11月、アムステルダムから24kmほど北にあるKrommenieに、約70mの自転車専用レーン「ソーラーロード(SolaRoad)」が開通した。
道路には、コンクリートに囲まれたクリスタルシリコン太陽電池が配列されている。表面は、汚れ防止と滑り止め加工が施された強化ガラスでコーティングされている。
開通以来、約15万人が通行し、3,000kWh以上の電力を作り出した。これは、1人世帯が1年に使用する電力に相当する。
コスト、路面メンテナンスに課題
ソーラーロード建設には、370万ドルが投じられている。これだけの費用をかければ、5万kWhの電力を生み出すこともできるため、高価すぎるとの評価もある。また、天候や温度変化によって路面に変化が生じ、コーティングをし治さなければならないという問題も発生している。しかし、3年間の試験運用の初期半年間としては、予想以上の効果があったと判断された。
道路にはトラフィックデータセンサーが埋め込まれており、今後、走行車両にワイヤレスで送電するシステムも検討されているという。
(画像:auto blogより)
外部リンク
auto blog
http://www.autoblog.com
SolaRoad
http://www.solaroad.nl
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