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2015-06-18 12:00

電気自動車

ベンチャー企業の3輪EV「エレクトライク」が型式認定

エレクトライク
新規参入メーカー19年ぶりの認定 本格販売へ
6月15日、神奈川県川崎市のベンチャー企業、日本エレクトライクが、3輪電気自動車を発表した。車両は国土交通省から型式認定を受け、量産が可能となった。

車両は1人乗り。日本製リチウムイオンバッテリーを搭載している。3輪自動車の小回り性能を維持しながら、左右駆動輪にモーター制御を取り付け、倒れやすいという欠点を解消した。

最大荷重は150kg。最高時速は約50km。制御により、2.8mの最小回転半径も実現した。車両は、100Vの充電5時間で約30km走行が可能なAタイプと、10時間充電で約60km走行可能なBタイプが用意された。

価格は130万円から160万円程度。一般社団法人次世代自動車振興センターのクリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業(CEV補助金)を申請中だ。申請が通れば実質100万円から購入が可能になる。

燃費はガソリン軽自動車のバンと比較して5分の1以下となっており、運送業などでのコスト削減に期待されている。

川崎から世界へ 環境保護へ貢献
19年ぶりに新しい自動車メーカーが型式認定を受けたことで、TVニュースをはじめ、多数のメディアがエレクトライクについて報じている。15日には、川崎市の協力を得て、市庁舎にて「川崎市に自動車会社誕生 記者発表会」が開かれた。

ベンチャー企業が型式認定を取得するまでのハードルは決して低くはない。同社は、川崎市をスタートとして、首都圏、国内での普及、さらにはオート三輪が普及している東南アジアへの進出にも意気込みを見せている。

(画像:日本エレクトライクウェブサイトより)


外部リンク

日本エレクトライク
http://www.electrike.co.jp
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