2015-06-26 08:00
蓄電池
東芝のグループ会社が北欧初の「周波数調整用蓄電池システム」を受注
グループ会社のランディス・ギア社が受注
東芝のグループ会社であるランディス・ギア社が、フィンランド大手電気事業者のヘレン社向けに、北欧初となる周波数調整用の大型蓄電池システムを受注したことを発表した。安全性や販売実績を評価
フィンランドなど北欧諸国では再エネ導入が進んでおり、頻繁に細やかな調整を行ったり、出力変動へ素早く対応したりできる蓄電池システムの需要が高まっている。今回受注された蓄電池システムは、東芝製リチウムイオン二次電池「SCiB」の持つ、高い安全性、低温動作性、充放電回数約1万回以上の長寿命などの特長がある。
こうした特長に加えて、英国シェフィールド大学やイタリア送電会社テルナ社の関連会社テルナ・ストレージなどへの納入実績もあり、そこを評価されて受注に至ったとのことだ。
受注された蓄電池システムの概要としては、主要機器は系統連系用変圧器、蓄電池用パワーコンディショナー、蓄電池盤、蓄電池モジュール(SCiB)で、定格は1.2MW‐0.6MWh、設置場所はフィンランドのヘルシンキ市カラサタマ地区となっており、2016年春より運転が開始される予定だ。
東芝グループでは今後も、再エネ導入促進に貢献するために、電力供給の安定化が図れる大規模蓄電池システム普及拡大に努めるとし、日本のみならずグローバルに事業を展開していくとした。
(他社への納入事例 画像はプレスリリースより)
外部リンク
東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/
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