2015-07-17 16:00
その他
東芝、クボタと共同でMBR下水処理システムの省エネルギー化技術を開発

共同開発することに合意
株式会社東芝は、株式会社クボタと共同で、微生物と膜による処理を組み合わせた「MBR下水処理システム」の省エネルギー化技術を開発することに合意したことを発表した。クボタのハード技術と東芝のソフト技術
「MBR下水処理システム」は、従来処理施設と比べてより安全な処理水質確保や省スペース化を実現でき、現在下水道が設置できていない地域への普及や、処理水の再利用に貢献できるとしている。「MBR下水処理システム」は現在、新設の小規模処理場には導入が行われているが、中・大規模処理場に導入するには、電力使用量が開発目標値よりも大きいことが課題となっている。
そこで2社は、クボタのハード技術と東芝のソフト技術を組み合わせて、電力使用量の大幅な削減を実現することで「MBR下水処理システム」の普及拡大を図るとのことだ。
省エネルギー化技術の概要
「MBR下水処理システム」の水処理施設において、電力使用量の9割以上は空気を送るための送風機が占めている。そこで東芝は、下水処理場の運転状況に合わせて空気の供給量を最適制御する技術を確立し、クボタの高性能膜分離装置と組み合わせることで、従来の「MBR下水処理システム」と比較して約50%の電力使用量削減を実現する見込みだ。
今回の共同開発概要については、東京ビッグサイトにて2015年7月28日(火)~7月31日(金)に開催される「下水道展'15東京」の両社ブースにて展示予定となっている。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
東芝 プレスリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/
「下水道展'15東京」
http://www.gesuidouten.jp/
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