2015-08-05 23:00
太陽光発電
カネカがヘテロ接合結晶シリコン太陽電池セルにおいて24.52%を達成

独自技術を活用
株式会社カネカは7月28日、ヘテロ接合結晶シリコン太陽電池セルにおいて、変換効率世界最高水準となる24.52%を達成したと発表した。この太陽電池セルは6インチ角の大面積で、高品質アモルファスシリコンを用いた結晶シリコン基板の表面欠陥低減技術に加え、IMEC(Interuniversity Microelectronics Centre)との共同研究の成果を一部適用した銅めっき法による電極形成技術などの同社独自技術を活用したものである。
生産コストを低減
カネカはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が進めている太陽光発電の発電コストを低減するためのプロジェクトにも参画しており、「結晶Si太陽電池をベースとした複合型太陽電池モジュールの開発」をテーマに研究開発に取り組んでいる。同社は今回の成果を経て、今年度中にヘテロ接合結晶シリコン太陽電池モジュールの販売開始に続き製造能力を拡大していくとしている。
6インチ角セルは結晶シリコン太陽電池の分野において主流であることから、今後は生産コストの低減が期待される。
外部リンク
株式会社カネカ ニュースリリース
http://www.kaneka.co.jp/service/news/150729
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