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2015-09-07 11:00

蓄電池

NEDOプロジェクト、山梨県に世界最大級の蓄電システム実証施設が完成

NEDOプロジェクト
フライホール蓄電を導入した安全・低コストの蓄電システム
9月3日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、山梨県米倉山に世界最大級の蓄電システム実証施設が完成したことを発表した。

山梨県では「エネルギーの地産地消」を実現するため、再生可能エネルギーの導入を促進している。今回完成したシステムは2012年から取り組んでいるNEDOプロジェクトによるもの。

プロジェクトには、鉄道総合技術研究所、クボテック、古川電気工業、ミラプロ、山梨県企業局が参加。安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発・系統安定化用蓄電システムの開発・次世代フライホイール蓄電システムの開発を行う。

実証用太陽光発電所も増設 再生可能エネルギー発電の安定供給を目指す
システムには、高速回転に耐えられる強化プラスチックで作られた、重いフライホイールを採用。電力をフライホール(弾み車)の回転エネルギーに変換して蓄えることにより蓄電する。

また、超伝導磁気軸受によってフライホイールを浮上させ、高速・低損失での回転が可能になっている。

実証試験では、日射量などの自然条件によって反動する太陽光発電システムを、フライホール蓄電システムによって安定させることを目的とする。

実証試験の実施に当たり、米倉山太陽光発電所には、東京電力と共同で新たに1002.6kWhの実証試験用発電所が建設された。今後は、山梨県が運営する米倉山大規模太陽光発電所と連携させ、再生可能エネルギーの安定導入を目指した実証試験を行っていく。

(画像:ニュースリリースより)


外部リンク

NEDO
http://www.nedo.go.jp/

NEDO/ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/news
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