2015-10-31 09:00
太陽光発電
NEDOの技術開発プロジェクト、太陽電池セル変換効率世界記録を達成

株式会社カネカの開発のシリコン太陽電池、セル変換効率25.1%
10月23日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、実用サイズの太陽電池セルで、世界最高のセル変換効率を達成したことを発表した。世界記録を更新したのは、株式会社カネカが開発した両面電極型ヘテロ接合結晶シリコン太陽電池。セル変換効率25.1%を達成し、5インチ・152平方センチメートルの実用サイズとして世界最高となった。
この成果によって、大面積と高効率が両立。太陽光発電のコスト低減に貢献することが期待される。
太陽光発電設備のコスト低減に貢献
太陽光発電においては、他の電源に比べコストが高く、普及にはコスト低減が重要課題とされている。太陽光電池セルの変換効率向上は、太陽光発電のコスト低減に大きな影響を与えるため、世界中の企業や研究機関で研究・開発が進められている。
株式会社カネカでは、このプロジェクトで得た成果を活用し、パイロット生産設備を構築。今年度中に、銅電極ヘテロ接合結晶シリコン太陽電池の販売を計画している。
また、同社は、NEDOの「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」プロジェクトにおいて、今後も研究・開発を継続していく。
(画像はニュースリリースより)
外部リンク
NEDO
http://www.nedo.go.jp/
NEDO/ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/news
関連する記事
-
2020-05-03 17:00
-
2020-05-03 06:00
-
2020-05-03 05:00
-
2020-05-02 21:00
-
2020-05-02 21:00