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2015-11-08 21:30

その他

PDCビットの開発で地熱資源開発を新たなステージに JOGMEC

地熱発電
地熱資源開発コストの大部分を占める坑井掘削
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下 JOGMEC)は4日、地熱資源開発事業の一環として、安価な地熱井の掘削につながる、汎用性のある高速・長寿命の掘削ビットの技術開発をスタートさせていく方針を表明した。

平成29年まで3年のスパンを据えて開発が進められていくことになる同技術は、多結晶ダイヤモンド焼結体(PDC)を用いたビットの研究開発がメインとなる。

地熱発電所建設を巡るコスト環境としては、一概に30,000キロワットで250億円以上の資金が必要とされているが、この大半が地下の調査や探査に要するコストであり、そのうちの大部分を坑井掘削に要する費用が占めている。

作業期間を短縮しコストも削減
JOGMECではこの坑井掘削費用を削減することで地熱発電技術の開発促進につなげていこうとする狙いのもと、今回の高速・長寿命掘削ビット開発に乗り出すようだ。

掘削作業の短期完了がコスト削減の肝となってくる条件下において、PDCビットの開発と実用化は、従来のローラーコーンビット法を凌ぐ掘進速度を達成することにつながり、機器の寿命も長いという利点を兼ね備えている。
深度2,000メートルの地熱井を想定した場合、技術開発によるPDCビットを用いることで作業期間(約100日)は6~20日程度の短縮を見込むことができ、これによって掘削コスト(約5億円)は2000~6000万円の削減が期待できます。
(プレスリリースより引用)

(画像はJOGMEC HPより)


外部リンク

JOGMEC プレスリリース
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news

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