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2015-12-21 15:30

エコ

環境負荷低減の植物栽培システムを研究 千葉大学

栽培
未来型農業のかたち
次世代を担う子供たちのために健やかな都市環境を創造することを理念とする、千葉大学環境健康フィールド科学センターは14日、葉の老化を抑制する栽培技術の開発に、同センターの矢守 航助教らのグループが成功したと発表した。

昨今の食糧・環境・資源に関する意識の高まりから、省資源・LCA(ライフサイクルアセスメント)・GAP(農産物適正管理)などの技術を開発することを目的に、農林水産省は千葉大学を拠点とした「モデルハウス型植物工場実証・展示・研修事業」を展開している。

その一環として設置されている植物工場では、播種から栽培、収穫、出荷までを計画的に行う未来型農業の形が研究されている。

新技術はゴミ削減にもつながる
植物工場において行われている研究では、LED照射機材を使った新たな栽培技術として、植物の下から上に向けて光源を照射し、光合成を促進させて植物の葉の健康を維持する技術が開発されている。

矢守助教は「“上方照射の有効性”について立証したのは世界に先駆けてのことになる。最小の資源とエネルギーで最大の収量を得るシステム開発への技術研究を進め、環境負荷の最小限化に貢献していきたい」としている。
LED上方照射を行うことによって、収穫量の増大のみならず、老化葉を削減することができ、生産過程で生じるゴミ排出量の大幅な削減やトリミング過程で生じる作業量の軽減にも貢献できると考えられます。
(プレスリリースより引用)

(画像は千葉大学環境健康フィールド科学センターHPより)


外部リンク

千葉大学 プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000015177.html

千葉大学環境健康フィールド科学センター
http://www.fc.chiba-u.jp/

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