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2015-12-14 08:00

太陽光発電

ソーラーフロンティア、CIS技術で世界最高のエネルギー変換効率達成

CIS薄膜太陽電池技術
NEDOとの共同研究
ソーラーフロンティア株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共同研究を通して、CIS系薄膜太陽電池セルで世界記録となるエネルギー変換効率を達成したことを発表した。

エネルギー変換効率22.3%
今回の記録は、独フラウンホーファー研究機構にて検証されたもので、エネルギー変換効率が以前の薄膜太陽電池の世界記録となる21.7%から、0.6ポイント増加した22.3%を記録した。

22.3%というエネルギー変換効率は、多結晶シリコン系太陽電池でも未達成となっている22%越えで、CIS光吸収層表面品質の向上や接合形成技術の改良により、エネルギー変換効率の向上を実現したとのことだ。

今回の件についてソーラーフロンティアCEO 平野敦彦氏は
「太陽光発電を技術的に先導していることを誇りに思います。エネルギー変換効率の向上は、発電コストの低減に大きく寄与します。」(ニュースリリースより引用)
と述べている。

また、CIS薄膜太陽電池の特長としては、高温下においても発電効率が落ちにくい安定した発電性能があり、結晶シリコン系太陽電池と比較して設置環境に影響されない高い実発電量を見込めるとのことだ。

ソーラーフロンティアは今後、今回の成果を活用したより出力が高いCIS薄膜太陽電池モジュールを量産し、低環境負荷を目指す社会に貢献していくとしている。

(画像はニュースリリースより)


外部リンク

ソーラーフロンティア ニュースリリース
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2015/

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