2014-11-12 10:00
エコ
光害阻止タイプのLEDが登場 夜間の安全と農作物の成育を両立

光害阻止の効果があるLED照明器具を開発
岩崎電気株式会社は、山口大学農学部発のベンチャー企業、株式会社アグリライト研究所、山口大学農学部 山本晴彦研究室との共同研究にて、「夜間照明による農作物の成育に影響のない光」である、光害阻止のLED照明器具『LEDioc LUMIINE(レディオック ルミーネ)』を開発したと発表した。本体はアルミダイカスト製、使用電圧は100から242V、消費電力は40VA以下、設計寿命は40000時間以上であり、対雷サージも付いている。通常の夜間照明では農作物の成育を遅らせてしまうため
夜間照明は、事故の防止や夜間の犯罪抑制効果があり、地域の安全・安心のためには必要なものである。だが田畑に隣接した地域にて夜間照明を設置すると、その照明によってイネの成育が遅れてしまい、農業生産者の収入に影響がある。
そのため、この問題を解決する研究が山口大学農学部 山本晴彦研究室ではLEDで特殊な波長をコントロールして、人間には感じられないレベルの高速点滅を行うことで農作物の成育に影響を与えないようにする「光害阻止技術」を開発した。
なおこの技術は山口大学が出願人で、株式会社アグリライト研究所が専用実施権を持つよう特許を取得している。
主な使用用途だが、地方自治体が設置するものは、水田が隣接した通学路や生活道路で、民間団体の設置の場合は郊外型コンビニエンスストア、ファミリーレストラン、道の駅、高速道路のパーキングエリア/サービスエリアなどとしている。
なおこの機器の発売予定は2015年春であり、受注は2014年11月から開始している。
外部リンク
岩崎電気株式会社 プレスリリース
http://www.iwasaki.co.jp/whatsnew/release/2014/lumiine/
株式会社アグリライト
http://www.agri-light-lab.co.jp/
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