2014-11-12 23:00
太陽光発電
オランダに太陽光パネルでできた道路が完成

自転車専用道路70メートル区間で試験運用スタート
11月12日、オランダに、世界初の太陽光パネルをはめ込んだ道路「SolaRoad」が設置された。SolaRoadは、アムステルダム郊外のKremmenieからWomerveerまで、70メートルの自転車専用道路に設置された。試験運用として2つのレーンを平均2,000台の自転車が利用する。2016年までには100メートルに延長予定。3世帯分の電力供給が期待できる。
北ホラント州の道路工事会社 Ooms Civielと、技術提供会社 Imtechによる企業連合が研究・開発した。
道路表面は厚さ1センチの強化ガラス、その下にコンクリートに覆われたクリスタルシリコン太陽電池が配列されている。表面ガラスには滑り止めと汚れ防止の加工が施されている。
屋根設置型より効率低いが価値ある開発
自転車の利用率が高く、自転車専用のバイクレーンも多いオランダにとって、バイクレーンへの太陽光パネル設置は自然な発想だという。しかし、SolaRoadの設置コストは375万ドルかかる。屋根設置型より高額で、発電力は30%少ない。それでもオランダでは開発の価値があると評価する。
プロジェクトでは、今後、道路の照明や信号機、EVへの電力供給を目指して開発を進めていく。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
SolaRoad
http://www.solaroad.nl
SolaRoad/プレスリリース
http://www.solaroad.nl/wp
関連する記事
-
2020-05-03 17:00
-
2020-05-03 06:00
-
2020-05-03 05:00
-
2020-05-02 21:00
-
2020-05-02 21:00