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2014年11月17日、経済産業省がかねてから作業をしていた「自動車産業戦略2014」のとりまとめを発表した。これは宮沢経済産業大臣と一般社団法人自動車工業会とで行われた懇談会において宮沢大臣が発表する形で行われた。なおこの「自動車産業戦略2014」は、「日本再興戦略」改定を踏まえ、自動車産業が中長期的に直面すると思われる課題を整理分析し、次世代自動車の普及促進をはじめとする国内市場構築や自動車産業のグローバル展開の推進等からなる総合的な戦略である。

戦略の主なポイントを上げるとつぎの4つに分けられる。

1.グローバル戦略
環境・エネルギー制約などグローバルな課題を見据えつつ、国内市場の活性化・次世代自動車の普及・革新的な内燃機関研究開発の推進などを行う。

2.システム戦略
高齢化、都市化、環境問題、災害対策等へ自動車の自動走行、ビックデータの情報サービス活用といった新しいシステムに対応することにより、自動車産業が主導権を握れるよう戦略を進める。

3.研究・開発・人材戦略
現在の市場ではコスト低減、車種の多様化、関連技術分野の拡大が求められる中で、開発・生産体制の整備とともに協調体制の強化や自動部素材産業と共存共栄できるようにする。

4.バイク、バス、トラック・フォークリフト・運搬車両機器
バイクおよびバスや、運搬系の特殊車両といったものにそれぞれ係っている課題を整理して対応できるようにする。

外部リンク

経済産業省　ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/