2014-11-20 20:00
蓄電池
「日産リーフ」のバッテリーを再利用 大容量蓄電池システムの実証実験
「日産リーフ」の使用済みリチウムイオンバッテリーを使う
日産自動車株式会社とフォーアールエナジー株式会社は、株式会社エナリスと協力した上で、電気自動車「日産リーフ」の使用済みリチウムイオンバッテリーを使用した大容量蓄電池システムの実証実験をすると発表した。システム概要だが、PCS出力が250kWで、蓄電池容量が400kWhである。この蓄電池は「日産リーフ」の使用済みリチウムイオンバッテリーを24台分組み合わせた上で、エナリスが提供するディマンドリスポンスサービス(DR)に対応させて、ビルなどの電力マネジメントに活用するという目的がある。
そもそも、電力マネジメント用の大容量蓄電池はコストが高いことが課題となっている。
そのため使用済みリチウムイオンバッテリーを使用することによってコスト削減をはかり、適切な電力マネジメントを行うことによりシステムを広めるのと同時に、事業の確立を進めていくとしている。
実証実験の最大の特徴
なおこの実証の最大の特徴は、電力の需要側と供給側の両方にメリットがあるビジネスモデルの構築を目指す。将来的には需要側である事務所等がリスクや投資負担の懸念なしで電力料金を最大10%削減することが期待できる一方で、供給側はDRによるインセンティブを得ることができるとする。くわえて、需給バランスを適正な状態に保つことを目指す。
外部リンク
日産自動車株式会社 ニュースリリース
http://www.nissan-global.com/JP/
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