2014-12-02 23:30

電気自動車

ベルリン、街灯が充電ステーションに

Ubitricity
街灯の供給電力をEV充電に活用
ドイツ・ベルリンで、街灯を充電ステーションにする取り組みが実現された。

この取り組みは、EVの充電設備設置を中心に行うUbitricityがプロジェクトを立ち上げ、ベルリンの電力供給会社Stromnetzと共同で進めていたもの。

プロジェクトは、電気自動車の普及を妨げている充電スタンド不足を解決するために、スタート。長い開発期間を経た後、昨年から試験運用を続け、今回、ベルリン中心地にある4つの街灯で本格的な運用が始まった。

Ubitricity
このシステムは、系統配電網から街灯に供給されている電力を使い、EVの充電に活用する。利用者はあらかじめ料金を課金しておき、専用の充電ケーブルを街灯に備え付けられた充電ソケットにつなぐだけで、EVの充電が可能だ。

コスト削減 全国の市町村での実施に期待
充電設備の設置コストは街灯1本に対し300~500ユーロ(約4~7万円)。一般の公共施設に設置する設備の90%程度まで削減した。

ドイツでは毎年、約30万本の街灯の設置や整備が行われており、各市町村で、低価格の充電設備設置が実現できると期待されている。

(画像:Ubitricityより)


外部リンク

Ubitricity
https://ubitricity.com/

Ubirticity/ニュースリリース
https://ubitricity.com/press
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