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2014-12-16 11:00

エコ

マツダと三菱化学が共同でバイオエンジニアリングプラスチックを作成

バイオエンジニアリングプラスチック
植物由来の原料からプラスチックのような素材を作る
株式会社マツダは、三菱化学株式会社と共同で、自動車の外装衣装を部品として使用が可能なバイオエンジニアリングプラスチック(以下バイオエンプラ)を開発したと発表した。材料は植物由来の原料であり、それからプラスチックのような素材を作る。

バイオエンプラは、従来塗装によって色を表現しなければならなかったところを、深みのある色合い、鏡面のような平滑感を材料着色にて実現できるなど、高い意匠性をもつ自動車外装部品として使用できる。

なお素材をバイオエンプラにすることで石油資源の使用量削減やCO2排出量の抑制や、無塗装で揮発性有機化合物(VOC)の削減により、環境負荷が低減できる。

マツダでは以前よりバイオマス領域の材料開発がされていた
マツダでは、以前よりバイオマス(再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの)領域での技術開発に積極的に取り組んでおり、これまでに植物由来の材料「マツダバイオテックマテリアル」として、業界初の高耐熱・高強度な自動車内装部品用バイオプラスチックの開発や、世界初の植物由来100%の繊維からなる自動車用シート表皮を開発している。

なおこれらの材料は2015年よりグローバルに発売される予定の新型「マツダ ロードスター」の内装意匠部品にマツダ車として初めて採用される。

そして今後、量産車の外装意匠部品としてバイオエンプラが採用されていく予定である。


外部リンク

株式会社マツダ ニュースリリース
http://www.mazda.com/jp/
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