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2014-12-30 20:00

蓄電池

日立製作所と新神戸電気が安定した蓄電池システムを開発

NEDOプロジェクト
大規模蓄電池システムが開発される
株式会社日立製作所と、新神戸電機株式会社は、NEDOプロジェクト(2011年から2015年度に行っている、安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発/安全・低コスト大規模ハイブリッド型蓄電システム技術開発)において「高入出力・長寿命鉛蓄電池」システムと、この蓄電池とリチウムイオンキャパシタを組み合わせた「1.5MWハイブリッド大規模蓄電システム」を開発した。くわえて東京電力との間でこの蓄電池の実証実験を行うことについて合意をした。

今回開発された「高入出力・長寿命鉛蓄電池」は現行高入出力品と比べて1.7 倍の購入出力・1.2倍の長寿命を実現する見通しを得ている。

さらに「1.5MWハイブリッド大規模蓄電システム」は、短時間で大電力の充放電が可能となっている。

伊豆大島で実証実験が行われる
今回、蓄電池の実証実験は2015年度から開始する。場所は東京都伊豆大島の電力系統で実施される。

1.5MWハイブリッド大規模蓄電システムの有用性について検証と評価を行い、幅広いニーズに柔軟に対応できる蓄電システムの実現を図る。

もともと風力・太陽光発電は気象に左右されやすいという側面があるため、再生可能エネルギーの大量導入時におき、蓄電システムは電力を安定供給するための有効な手段のひとつとして注目されている。

なかでも、伊豆大島のような独立した電力系統を持つ地域は、再生可能エネルギーの大量導入時に電力系統に与える影響が大きいため、電力系統が安定する蓄電池がもとめられていた。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEDO プレスリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100341.html
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