2015-01-23 22:00
エコ
ニューヨークに初の商業用風力発電が稼働

太陽光と組み合わせリサイクル工場の電力供給
1月15日、アメリカ・ニューヨーク市のブルックリンで、同市最大の商業用風力発電設備が稼働を始めた。風力発電設備は、ブルックリンのサンセットパークにあるリサイクル工場に建設された。ニューヨーク初の商業用設備で、認可を得るまでに4年を要しようやく稼働された。
施設は、市の指定リサイクル業者が運営する。最大とはいえ高さ49メートル、出力100kWと産業用と比べるとかなり小さい。
発電した電力はリサイクル工場の電力として活用される。工場の消費電力の約4%を補えるという。さらに600kW太陽光発電パネルを組み合わせることで、消費電力の最大20%を再生可能エネルギーで運用可能となる。
ニューヨーク、運用手続きとコストの問題で風力発電を敬遠
今回の設備建設には75万ドルが投じられた。運用許可手続きに時間がかかることや、コストの問題で、ニューヨークでは風力発電設備が普及されない。しかし、設備投資額は約5年で取り戻せるという。設備製造を行ったNorthern Power Systems社は、2MW規模の大規模な風力発電設備などをヨーロッパやアジアに輸出している。電気料金が高いヨーロッパやアジアで運用すれば、投資額の回収にも時間がかからない。
この発電所をきっかけに、ニューヨークでの風力発電設備の増加が期待される。
(画像:ars technicaより)
外部リンク
ars technica
http://arstechnica.com/
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