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2015-02-10 12:00

その他

山口県の棚田で小水力発電導入

やまぐち棚田20選
地域の財産、照明が少ない集落に活用
1月、山口県で初めて、棚田の落差を活用した小水力発電が導入された。

発電施設は「やまぐち棚田20選」に選ばれている周南市四熊井谷地区の農業用水路に導入された。設備は小水力発電機1基(出力4.8W)、照明2基(10W/基)、蓄電池(容量28Ah)で事業費100万円が投じられた。

取り組みは、照明が少ない四熊井谷地区に、地域の財産である棚田を流れる水を活用して発電しようという発想から始まった。発電設備は通学路の照明として利用される。

子どもたちの通学路を照らし、環境学習にも
設備導入は地域住民による「井谷地区を守る会」が行った。小水力装置は県内の企業が販売する装置を採用した。

小水力発電設備は地域の子どもたちにも好評で、隣接するビオトープと併せて、環境学習の場としても活用するという。

県では、この取り組みを機に、棚田や里山などを利用した多様な取り組みを進め、地域内外の交流と地域の活性化を深めたいとしている。

四熊井谷に続き、田布施町の棚田でも導入が検討されている。県は今後、身近な農業用水の有効活用が他地域でも広がることを期待している。取材や施設見学も歓迎している。

(画像は報道発表資料より)


外部リンク

山口県
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/

山口県/報道発表
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press
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