2015-02-24 10:00
蓄電池
東北電力、西仙台変電所で大型蓄電池システムが稼働

再生エネルギー導入促進の実証事業
2月20日、東北電力は、宮城県仙台市にある西仙台変電所内の大型蓄電池システムが運転を開始したと発表した。この大型蓄電池システムは、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会による実証事業に採択されたもので、2013年11月から工事を進めていた。気象条件によって発生する風力発電や太陽光発電における周波数変動への対策として取り組んでいる。
国内初の大規模蓄電池システム
具体的な取り組みは、中央給電司令所から蓄電池の充放電を自動制御し、これまで主に火力発電が担っていた周波数調整機能と大型蓄電池システムを組み合わせることで、周波数調整力の拡大効果を図るという内容である。同時に、蓄電池の充放電レベルや充放電ロス、寿命なども検証される。実証事業は、2017年度まで行う。設置面積は約6,000平方メートル。リチウムイオン電池を採用しており、容量は2万kWhとなっている。電力系統にこのような規模のシステムが設置されるのは、国内初めてである。同社は今後、実証事業の効果を検証し、再生可能エネルギーのさらなる導入拡大を目指していく。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
東北電力
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東北電力/プレスリリース
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