• TOP
  • >
  • 太陽光発電
  • >
  • 太陽光パネル設置のシェルターが完成 世界の難民へ
2015-03-30 07:00

太陽光発電

太陽光パネル設置のシェルターが完成 世界の難民へ

ベターシェルター
Better Shelter イケアとUNHCRが共同開発
3月27日、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、イケア・ファウンデーションとの共同開発によって、太陽光パネルが設置された仮設住宅が完成したことを発表した。

この仮設住宅「Better Shelter(ベター・シェルター)」は、イケア・ファウンデーションが設立した非営利財団Housing for All Foundation(ハウジング・フォー・オール・ファウンデーション)の活動によって実現した。

シェルターは1万台用意されており、戦争や自然災害などで難民となっている人々のために活用される。今年夏には、UNHCRが数千の難民家族へシェルターを提供する。

約4時間で組立可能 耐久性、機能性も向上
ベター・シェルターは1棟約17.5平方メートルで、5人が寝泊まりできる広さを持つ。パネルやパイプなどの部品は軽量ポリマー製を利用しており、約4時間で組立が可能だ。

屋根に設置された太陽光パネルを利用し、室内にあるUSBコンセントなどに電力を供給することも可能だ。シェルターの耐久年数は約3年で、従来品より半年程度長い。

ベター・シェルターは、既にイラクとエチオピアの難民家族に試作品を提供し、使用体験をもとに改善を施した。その結果、フォルム、機能、品質、サステナビリティ、低価格を実現し、デモクラティックデザインの画期的な例となった。

シェルターの提供により、危機的状況におかれた人々の生活が、劇的に改善されることが期待される。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

UNHCR
http://www.unhcr.or.jp/

UNHCR/プレスリリース
http://www.unhcr.or.jp/html/2015/03

イケア・ファウンデーション
http://www.ikeafoundation.org
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook