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2015-04-01 10:00

その他

豊田通商が愛媛県に木質バイオマス発電事業会社を設立

合同会社えひめ森林発電
「合同会社えひめ森林発電」県内未利用の木材と輸入材を混焼
3月30日、豊田通商株式会社の子会社である株式会社エネ・ビジョンは、愛媛県に木質バイオマス発電事業会社を設立したことを発表した。

設立されたのは「合同会社えひめ森林発電」。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用した事業で、県内初の木質バイオマス発電事業を開始する。

発電所は、同県松山市の大可賀コンビナート内に建設される。主要設備はボイラーや蒸気タービン発電機で構成する。

発電量は約2万4,000世帯分の年間消費電力に相当する、年間8万7,000MWhを見込んでいる。工事は2017年12月に完成予定、翌年1月から営業を開始する。発電した電力は四国電力へ売電する。

使用燃料は発電所近郊の間伐材や臨時残材など未利用の木材に、やしの種子がらなど輸入材を混焼させる。規模は1万2,500kW(発電端)、1万1,100kW(送電端)を予定している。

県土7割が森林 林業の成長とエネルギーの地産地消を促進
愛媛県は県の7割にあたる約40万1,000ヘクタールが森林で、木材の素材生産量は全国10位となっている。また、昨年より、「林業躍進プロジェクト」を立ち上げ、県産材の増産と林業の成長育成に取り組んでいる。

同社は発電所の稼働によって、林業やチップ加工などの雇用を生み出し、エネルギーの地産地消も促進できるとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

豊田通商株式会社
http://www.toyota-tsusho.com/

豊田通商株式会社/プレスリリース
http://www.toyota-tsusho.com/press
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