2015-04-14 22:00
蓄電池
スタンフォード大学、アルミニウムバッテリーの開発に成功

リチウムイオン、アルカリ電池の代替えとして期待
4月6日、アメリカのスタンフォード大学の研究チームは、アルミニウムバッテリー(アルミイオン電池)の開発に成功したことを発表した。アルミニウムバッテリーは、世界中でモバイル機器や電気自動車などに使用されているリチウムバッテリーの代替手段として期待できる。新しい技術は、同大学の化学技術者、材料科学者等の共同チームによって開発された。アルカリ電池やリチウムイオン電池など、環境への負荷が高い電池と置き換えることが可能だ。
耐久力・安全性・コスト面にメリット 屈曲も可能
アルミニウムバッテリーは電解液にイオン液体を使用しており、曲げることが可能。ウェアラブル機器などにも活用もできる。実験により、充電速度・耐久力・製造コスト・安全性に優れていることも証明された。スマートフォンへの充電は1分程度で完了、約7,500回の充放電にも劣化は見られなかった。
ドリルで穴を開ける実験でもバッテリーの温度が急上昇することはなく、リチウムイオンバッテリーのように、発火や爆発の危険性がないことがわかっている。
科学誌Natureに発表されたレポートでは、試作品は充電式電池としての実用化も可能としている。
(画像:スタンフォード大学ニュースより)
外部リンク
スタンフォード大学ニュース
https://news.stanford.edu
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