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2015-04-18 10:00

その他

デンマークにリチウムイオン電池と風力による発電設備が完成

フェロー諸島
フランスとドイツの企業による共同プロジェクト
バッテリーの開発・製造を行うフランスのサフト(Saft)と、風力タービンの製造・販売を行うドイツのエネルコン(Enercon)が協力し、デンマーク・フェロー諸島の風力発電所プロジェクトに取り組んでいる。

新しく設置されたのは、2014年、首都の北部に完成したHusahagi発電所。今年12月より試験運転を開始する。

設備はエネルコン製の13のタービンからなり、サフト社製のリチウムイオンバッテリーシステム(ESS)を搭載している。

ESSは700kWh、2.3MW。リチウムイオンバッテリーと風力の組み合わせによる発電設備はヨーロッパ初の事例である。12MWの風力発電設備は、国の風力発電による電力供給の26%を占める。

2020年までに再生エネルギー75%を目指す
フェロー諸島は、ノルウェー西海岸と北大西洋の中間にある。今回のプロジェクトは、同諸島の環境と経済発展を目指し、再生可能エネルギーを最大限に活用するために実施された。

デンマークでは、石油に依存するエネルギー供給を、風力や水力による発電へ移行することを決定している。2011年、再生エネルギーの活用率は38%であったが、国は2020年までに75%に引き上げることを目標としている。

(画像:Engineering and Technology Magazineより)


外部リンク

Engineering and Technology Magazine
http://eandt.theiet.org

Saft
http://www.saftbatteries.com

Enercon
http://www.enercon.de
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