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2017-12-08 19:00

その他

田淵電機、インドでの太陽光発電蓄電システム運用の実証試験推進で合意

タイナビNS
インドで太陽光発電蓄電システム運用の実証試験
田淵電機株式会社は12月7日、インドの北および北西デリーで配電事業を展開するTPDDL社(正式名称:Tata Power Delhi Distribution Limited)と、太陽光発電蓄電システム運用の実証試験プロジェクト推進で基本合意したと発表した。

TPDDL社内に、蓄電ハイブリッドシステム「EIBS(アイビス)」(5.5kWの太陽光発電用パワーコンディショナと定格9.48kWhのリチウムイオン蓄電池を一体化したもの)を設置し、非常用電源としての活用と電力系統の安定化を検証する。

インドでは経済発展から、電力需要が年平均4.9%のペースで拡大していて、2025年までに電力需要はEUを上回り、中国と米国に次ぐ電力消費大国になると見込まれている。

しかし、慢性的な電力不足から電力供給が不安定で、今もなお国民の4分の1に相当する約3億人が電気のない生活を送っているほか、インド国内で製造を行っている企業も同様であり、インド政府に対して安定した電力供給を強く求めている。

蓄電ハイブリッドシステム実用化の検証に貢献
このため同国政府は、再生可能エネルギーの導入促進計画として、2022年までに合計175GW(太陽光・熱発電100GW、風力60GW、バイオマス10GW、小水力5GW)の導入目標を掲げている。

ただし、太陽光や風力等の発電は、自然条件に左右されることから、蓄電池を一体としたシステムとすることで、配電系統の安定化とともに、分散型電源としての需給バランスギャップの調整等が期待できることとなる。

そこで同社は、インドの電力供給システムの拡充に貢献すべく、現地での実証試験に用いる製品を提供することで、蓄電ハイブリッドシステム実用化の検証に貢献していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

田淵電機株式会社 プレスリリース
http://www.zbr.co.jp/news/2017/12/post_51.html

 
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