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2017-12-12 22:00

その他

市街地で水素による熱電供給の実証試験を開始

タイナビNS
1MW級のガスタービンで病院などの公共施設に
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は12月11日、株式会社大林組と川崎重工業株式会社が、水素による熱電供給の実証試験設備を完成させたと発表した。

実証プラントは12月10日、神戸市のポートアイランドで完成した。市街地における水素による熱電供給の実証試験は世界初の試みだという。試験では近隣の中央市民病院、ポートアイランドスポーツセンター、下水処理場、神戸国際展示場の4施設に熱と電力を供給する。

1MW級のガスタービンを用いての試験は2018年1月に開始、2月から熱や電力の供給を始めて、地域におけるエネルギーの最適制御システムを経済性、環境性の観点から検証する。

本格的なサプライチェーンの構築に向けて
水素はエネルギーとして利用するときにCO2を排出せず、発電や燃料電池自動車などさまざまな用途での利用が可能だ。この水素の利用を推進するために、エネルギー供給システムの技術開発や本格的なサプライチェーンの構築が進められている。

タイナビNS
試験では川崎重工が水素コジェネレーションシステムの技術開発を担当し、大林組と共同研究者の大阪大学が、統合型エネルギーマネージメントシステムの開発に取り組む。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEDO リリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100883.html

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