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2018-01-05 22:00

その他

北海道電力が風力発電拡大に向けて実証試験を開始

タイナビNS
最初の施設の運転開始にあわせて1月1日から
北海道電力株式会社(以下「北海道電力」)は1月4日、風力発電の導入拡大に向けた実証試験を1月1日から開始したと発表した。

再生可能エネルギーの普及で電力供給源の分散が進む中、電力会社には地域で電力を安定的に供給する必要がある。北海道電力と東京電力PGは2011年の合意に基づき、安定運用対策の検証を行うために、実証試験に参加する風力発電案件を募った。

参加に合意した案件のうち最初の設備6600kWが1月1日に運転を開始し、実証試験が開始した。参加案件は12カ所で出力の合計は20万kW、最後の案件の完成は2021年3月末までの予定となっている。

東京地域の電力調整力を利用して北海道で需給調整
実証試験では北海道電力が参加案件で得られた風力発電による電力を購入し、需給調整に東京電力PGが東京地方で有する調整力を利用する。

前日の予測に基づいて電力を市場に供出し、実際の発電出力との間に生じた過不足を東京電力PGからの送受電と北海道エリア内での調整力を利用して調整する。

北海道電力と東京電力PGはこの実証試験で得られる知見を活用し、風力発電をはじめとした再生可能エネルギーのさらなる導入拡大に取り組んでいく方針だ。

(画像は北海道電力公式ホームページより)


外部リンク

北海道電力 リリース
http://www.hepco.co.jp/info/2017/1217620_1723.html

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