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2017-03-26 02:00

その他

水素を利用してスイミングクラブに電力供給

タイナビNS
化学工場で発生する未利用の水素を回収して利用
株式会社トクヤマ(以下「トクヤマ」)は3月24日、山口県周南市の化学工場で発生する水素を利用した、水素サプライチェーン実証事業の開始式を3月30日に開催すると発表した。

この事業は環境省が推進する水素を利活用する技術実証事業の一つで、同事業は低炭素な水素の新しい地産地消・地域間連携モデルを構築することを目的としている。トクヤマは2015年度に環境省の事業採択を受け、水素製造設備や利活用設備を整えるなど、事業を進めてきた。

この事業では化学工場の製造過程で発生する、これまで使われていなかった水素を回収・圧縮・輸送し、純水素燃料電池に供給する。この水素を周南市にある「周南スイミンググラブ」において電力や熱源として利用するほか、同市や下関市で、燃料電池自動車やフォークリフトにも活用する。

水素回収から利用までの一貫したサプライチェーン
水素は発電時にCO2を排出せず、再生可能エネルギーなどの輸送や貯蔵にも活用できる。このため中長期的な地球温暖化対策において重要なエネルギーとして、環境省は利用技術の発展促進に力を入れてきた。

この事業は化学工場で副次的に発生する水素を、発生から利用まで一貫したサプライチェーンで利用していく、日本初の取り組みであるという。

(画像はトクヤマ公式ホームページより)


外部リンク

トクヤマ リリース
https://www.tokuyama.co.jp/

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