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2017-04-22 22:00

その他

NEDOがバイオジェット燃料の製造技術開発に着手

タイナビNS
2030年の商用化を目標に一貫製造プロセスの開発を
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は4月21日、バイオジェット燃料を一貫製造するプロセスの技術開発に着手すると発表した。

航空機のジェット燃料を石油系から別系統に切り替えることができれば、CO2排出量削減のための大きな切り札となる。これまでの研究では微細藻類や木くずなどを燃料製造に用いる研究が進められてきた。

今回の技術開発では1万平方メートル規模で微細藻類を培養するなどの検証試験を行い、工業化実現の可能性を検証していく。規模の拡大、高効率化、長期に渡る安定的な製造や製造コストの低減などに関する課題を抽出、対策を盛り込んでいく。

技術開発事業には多数の企業や大学が参加
今回採択されたテーマは2つ。微細藻類のボツリオコッカスを大規模培養してバイオマス由来の油を精製しジェット燃料を製造するプロセスの委託先にはIHIと神戸大学が予定されている。

木くずなどのセルロース系原料を用いてバイオマス由来の水素・一酸化炭素を製造、液化改質してジェット燃料とするプロセスは、三菱日立パワーシステムズ、中部電力、東洋エンジニアリング、宇宙航空研究開発機構を委託先として予定している。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

NEDO リリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100759.html

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