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新菱冷熱工業株式会社（以下「新菱冷熱」）は5月10日、栃木県宇都宮市で「清原スマートエネルギーセンター」の建設に着工、9日に起工式を行ったと発表した。竣工は2019年1月の予定。

「清原スマートエネルギーセンター」は清原工業団地で、複数の企業に電力と熱（蒸気や温水）を供給することを目的としている。プロジェクトは東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社の事業で、新菱冷熱は同センターのEPCを受注した。

同センターは完成後、同じ工業団地内でカルビー、キャノン、久光製薬の3社が既に運営している7事業所へ電力と熱を供給する。複数の異業種に電力と熱の両方を供給する取り組みが内陸の工業団地で行われるのは国内初であるという。

新施設は需要パターンの異なる複数の事業所に向けた電力と熱の供給を効率的に実施することによって、事業所単体では実現できない規模の省エネとCO2排出量削減を可能にする。新施設稼働後は現在と比較して、それぞれ約20％の省エネとCO2排出量削減効果が見込まれている。

新菱冷熱は拡大が期待されるエネルギー市場で、熱電併給プロジェクト、新電力向け発電所の建設などに積極的に取り組んでいく方針だとしている。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

新菱冷熱　リリース
https://www.shinryo.com/news/20170510.html