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2017-06-08 23:00

その他

JR東海がハイブリッド方式の特急車両新製へ

タイナビNS
試験走行は2019年末から開始の予定
東海旅客鉄道株式会社(以下「JR東海」)は6月7日、ハイブリッド方式を採用した次期特急車両を試験走行用に製作開始すると発表した。

同社はこれまでハイブリッド方式に必要な技術開発に取り組んできたが、技術の確立に向けて、2019年末から試験走行を開始する予定だ。

現在運行している特急「ひだ」「南紀」など85系気動車の取替時期を見据えて、スピード、安全性、快適性に優れかつ環境に優しい車両を完成させ、新たに投入する方針だ。

国内初の最高速度120km/hで燃費も向上
ハイブリッド方式ではエンジンで発電を行い、車両の駆動は従来のエンジンではなく、モーターで行う。このため1車両に必要なエンジンが2つから1つに減少、気動車特有の回転部品が不要となる。またギアチェンジが解消され、乗り心地が向上する。

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新車両では電車と同様の機器を採用することで、メンテナンスの負荷を軽減するとともに、コスト削減を図る。蓄電池に貯めた電力を加速時や停止時に放電して使用することで、燃費が約15%向上する見込みだ。

JR東海によるとハイブリッド方式の鉄道車両としては国内初となる最高速度120km/hでの営業運転実現を目指すという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

JR東海 リリース
http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000034155.pdf

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