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2017-06-19 12:00

その他

九州電力が新たな地熱資源を求めて調査を開始

タイナビNS
大分県九重町における地熱発電事業の検討に向けて
九州電力株式会社(以下「九州電力」)は6月16日、大分県九重町で地熱発電の開発と導入に向け、資源調査を行うと発表した。

地熱は国産エネルギーの有効活用であり、地球温暖化対策においても優れた電源となる。今回の調査は地元九重町に6月14日付けで同意を得たもので、大分県と熊本県の境に位置する「涌蓋(わいた)山」の東側で行う。

地表調査では地下における岩石の分布や構造把握を目的として重力探査や電磁探査を行うほか、周辺の温泉などのモニタリング調査も実施する。地下構造に地熱資源が期待できることが確認された場合には、資源確認のために調査井の掘削を検討する。

地熱資源調査は2018年3月まで継続の予定
現在の予定では地表調査は8月から10月まで現地で種々の測定を行い、その後約3カ月を調査結果の分析、評価に当てる。温泉などのモニタリングも同時期に開始し、季節変動などの経年変化を把握するため、1月に1回程度、2018年3月までモニタリングを続行する。

九州電力は九州の豊富な地熱資源を利用して、1967年に九重町で同社初の地熱発電所を運転開始して以来、大分県と鹿児島県で合計6カ所、最大出力約208MWの地熱発電を行っている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

九州電力 リリース
http://www.kyuden.co.jp/press_h170616-1.html

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