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2017-06-15 05:00

その他

Google、衛星画像からソーラー導入状況を表示するサービスを追加

タイナビNS
太陽光パネル導入シミュレーションサービスに新機能
Googleは6月12日、自宅屋根への太陽光パネル導入シミュレーションサービス「Project Sunroof」に、地域のソーラー導入状況を表示する新機能「Data Explorer」を追加したと発表した。

「Project Sunroof」は、住所を入力すると、Google MapやGoogle Earthのデータベース、屋根の3Dモデリング、付近の構造物や樹木による影、気象パターンなどから、その屋根にどのくらい太陽光が当たるかを計算。屋根の大きさや太陽光の量、電気代に基づき、電気使用量と発電量のバランスを勘案した上でパネルの見積もりをしてくれるサービスだ。

2015年に開始され、2017年3月までに全米50州で6,000万件以上の個人住宅を分析した実績をもつ。5月にはドイツにもサービスを展開した。

地域のソーラー導入状況を表示、AIが機械学習で判別
今回追加された新機能「Data Explorer」は、近隣にある既存の太陽光発電設置状況を表示するもの。これは人工知能による機械学習のたまものだ。

開発に当たっては、まず画像から太陽光発電施設を手動で判別。そのデータセットをアルゴリズムに学ばせ、何度も反復学習をすることで、Google MapやGoogle Earthの画像から太陽光発電施設を自動で見つけられるようになった。

現時点では、全米で70万個の太陽光発電施設を確認しているが、今後、精度が上がることでその数は増えるという。

Googleは、政策立案者やコミュニティ・個人が、クリーンエネルギーへの移行において、より賢い選択ができるよう、「Data Explorer」でより多くの情報を提供していきたいとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Google プレスリリース
https://blog.google/

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