エネクトニュース

国際石油開発帝石株式会社（以下「INPEX」）は7月20日、同社が天然ガスを供給している事業者3社に対して、中部電力が電力卸販売を開始すると発表した。

この提携は2015年に中部電力とINPEXが交わした合意書に沿うもので、今回新たに加わる上田ガス株式会社、長野都市ガス株式会社、本庄ガス株式会社を含めて、中部電力から電力卸販売を受ける都市ガス事業者は合計16社となる。

新たな供給区域は長野県上田市や埼玉県本庄市などで、3社と都市ガス契約のある顧客数は合計約14万件に上る。各社は準備が整い次第、それぞれの供給エリアで電力の小売りを開始し、都市ガスと電力を組み合わせた販売で、顧客の多様なニーズに応えていく。

中部電力とINPEXの業務提携では、中部電力と傘下のダイヤモンドパワー株式会社が電源の調達と電力需給の監視業務を行い、電力の安定的な供給を実現する。INPEXは天然ガスを供給している都市ガス事業者のニーズに応え、顧客管理システムのサポートなどを行う。

両者はこれからも首都圏でより安価で良質な電気を、家庭や法人などの顧客に届けていきたいとしている。

（画像はINPEX公式ホームページより）

外部リンク

INPEX リリース
http://www.inpex.co.jp/news/pdf/2017/20170720.pdf