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2017-09-11 19:00

その他

富士経済、再生可能エネルギー発電関連の国内市場調査結果を発表

タイナビNS
再生可能エネルギー発電関連の国内市場について調査
株式会社富士経済は9月7日、FIT買取価格の変動などにより縮小が続く一方で関連サービスの需要が増加する太陽光のほか、バイオマス、風力など、大きな動きがみられる再生可能エネルギー発電関連の国内市場について調査し、結果を報告書にまとめ発表した。

報告書は、太陽光、風力、水力、バイオマス、地熱の発電システム/関連機器の市場について現状を調査し、将来を予想している。

また、単年の発電システム導入に関する市場が縮小する一方で、今後の市場拡大が予想されるメンテナンスや監視などの関連サービスの動向についても捉えている。

これによると、2017年度のFIT関連発電システムの新規導入市場は、2兆894億円が見込まれ、このうち太陽光が8割を占めるが、その他(風力、バイオマス、水力、地熱)の割合が前年度より増えている。

太陽光市場は、2014年度をピークに縮小、2016年度は特に500~2,000kW未満の出力帯の減少が大きかったという。今後、2019年度に買取価格24円/kWhへの引き下げが決定されているなどの要因から、2025年度の市場は2016年度比で7割以上の縮小が予想される。

さらに、買取価格の引き下げと機器コストの低下により、これまでの売電収益モデルから自家消費による光熱費削減へのマインド変化もあり、10kW未満を中心として自家消費モデルが増加し、2025年度の市場は2,600億円規模になると見ている。

2025年度末太陽光発電累計導入量を8,000万kWと予想
また、再生可能エネルギー発電システムの2017年度末での累計導入量は、約6,500万kWが見込まれるという。

このうち7割超を太陽光が占めるといい、経済産業省が2015年に公表した導入目標に対し、太陽光は2020年度時点でおおむね達成し、2025年度末には導入目標を上回る8,000万kWになると予想。

さらに、注目市場として太陽光発電システム関連サービスを挙げ、市場規模は2016年度の1,958億円から2025年度には3,729億円になると予測している。

なお、この報告書は、「FIT・再生可能エネルギー発電関連システム・サービス市場/参入企業実態調査 2017」としてA4判281頁にまとめていて、書籍版価格は18万円(税別)となっている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社富士経済 プレスリリース
http://www.group.fuji-keizai.co.jp/press/pdf/

 
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