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2017-09-12 13:00

その他

大林組、再生可能エネルギーによりCO2フリー水素を製造する水素エネルギーシステムを構築

タイナビNS
水素の製造から利用までを実証しシステム全体を最適化
株式会社大林組は9月6日、東京都清瀬市の技術研究所で、再エネを利用してCO2フリー水素を製造する水素エネルギーシステムを構築し、製造、貯蔵、利用の各段階で実証を行うことでシステム全体の最適化を目指すと発表した。

再エネにより水を電気分解して製造される水素は、化石燃料を化学反応させて製造される水素とは異なってCO2フリー水素と呼ばれ、CO2排出量削減に大きく寄与するものとなる。

そして水素には、電力貯蔵の点で比較的安価に大容量化し易いほか、時間経過とともに減少しにくいという性質があり、大量で長期間に亘って電力を貯蔵する場合は、むしろ蓄電池よりも優位との研究結果があるという。

また、経済産業省が2014年に発表した「水素・燃料電池戦略ロードマップ」には、2040年頃にCO2フリー水素供給システムを確立するという目標が示されている。

システム完成は2018年4月中を予定
こうした潮流を見据え同社は、既存の再エネ発電設備を活用することとしたもので、ノウハウの獲得や実績の蓄積を目的に、製造、貯蔵、利用の各段階を実証することで、システム全体の最適化を目指すとする。

なおこの実証は、東京都が実施している「事業所向け再生可能エネルギー由来水素活用設備導入促進事業」の助成を受けているとのこと。

このシステムは、2018年4月中の完成を予定していて、実証で得られた知見は、既に取り組んでいる再エネ発電事業と組み合わせた、水素エネルギー供給事業への参画も見据えて活用していくとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20170906_01

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