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2017-09-22 19:00

その他

LIXILと東京電力エナジーパートナー、ZEH普及促進を目的とした合弁会社設立

タイナビNS
「株式会社 LIXIL TEPCO スマートパートナーズ」設立
株式会社LIXILと東京電力エナジーパートナー株式会社の両社は9月21日、環境に負荷をかけないZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及促進を目的とした合弁会社「株式会社 LIXIL TEPCO スマートパートナーズ」を新たに設立し、この10月1日から事業を開始すると発表した。

ZEHは、住まいの断熱性・設備効率を上げ(省エネ)、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより(創エネ)、年間の一次エネルギー消費量の収支をプラスマイナス「ゼロ」とする住宅となる。

新会社は、この9月1日に東京都江東区亀戸6丁目57番20号に設立し、資本金4.5億円のうちLIXILが60%、東京電力エナジーパートナーが40%を出資している。なお事業内容は、小売電気事業および太陽光発電システム販売としている。

そして新会社は、LIXILが販売する高性能の窓やドア、構造体などのZEH向け建材を採用する顧客を対象に、太陽光発電システムと竣工後の電力販売をセットにした国内初の新サービスを展開するという。

この背景として、政府は2020年までに新築戸建住宅の過半数で(2030年までに新築住宅の平均で)ZEH化することを目標に推進しているが、2016年度の新築戸建住宅に占めるZEHの割合はまだ4.3%程度と、普及が進んでいない実情がある。

そこで、両社のリソースとノウハウを組み合わせることで、建築コストの増加を極力抑える国内初の新しいスキームを確立し、新合弁会社を通じてこれから新築住宅を検討していく顧客へ、広くサービスを提供していくことを決定したもの。

ZEH購入時のイニシャルコスト低減し普及を促進
具体的には、指定のLIXIL商品を採用したZEH購入顧客を対象に、太陽光発電システムを割賦販売するが、新会社は余剰売電収入を得る代わりに、顧客の太陽光発電システムの毎月割賦支払を実質なくする。

これにより、ZEH購入時のイニシャルコストを低減し、採用LIXIL商品に応じて安くなる電気を提供することで、ZEHの普及促進を図る。

新会社は、2017年秋から関東エリアで新サービスの販売を開始し、将来的には全国へ事業エリアを拡大させていく予定という。これにより2020年度末までに2万件の顧客へのサービス提供を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社LIXIL プレスリリース
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2017/

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