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2017-10-20 12:00
その他
三菱マテリアル、藻類でCO2を利用する事業に着手

筑波大学の事業、バイオプラスチックの製造に向けて
三菱マテリアル株式会社(以下「三菱マテリアル」)は10月16日、筑波大学が主導する藻類から高機能のバイオプラスチックを製造する技術の開発に着手すると発表した。この事業では三菱マテリアルがセメントを製造する過程で排出するCO2と低温の廃熱を利用して、藻類を栽培する。藻類はCO2を利用して光合成を行い、増殖する。藻類は食料生産とは競合しない場所でも栽培が可能であり、エネルギー源や化石製品代替品の原料として将来性が注目されている。
藻類はバイオプラスチックの主成分となる長鎖の脂肪酸や多糖類を生産する能力が高い。植物資源を利用した素材開発を先進的に進めてきた日本電気株式会社も事業で連携する。
ユニークな技術を開発して人・社会・地球のために
この事業は環境省の委託事業で、2021年度内に藻類由来の高機能なバイオプラスチック素材の実用化を目標としている。三菱マテリアルはこの事業において、セメント製造のプロセスから高濃度のCO2を含み有害成分の低いガスを回収する技術を開発する。同社はこれからもユニークな技術で新しいマテリアルを創造し、人や社会、ひいては地球のために循環型社会への貢献を続けていきたいとしている。
(画像は三菱マテリアル公式ホームページより)
外部リンク
三菱マテリアル リリース
http://www.mmc.co.jp/
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