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2017-10-25 08:00

その他

三菱自動車、オランダで電力系統安定化サービスの実証実験を開始

タイナビNS
「アウトランダーPHEV」を活用
三菱自動車工業株式会社(以下、三菱自動車)は、欧州最大の電動車両向け充電サービス事業会社のNewMotion社、オランダ国営の送電事業者TenneT社とともに、「アウトランダーPHEV」の車載蓄電池を活用した系統安定化を目的とした実証実験を開始することを2017年10月19日に発表した。

「予備電力市場」向けにサービスを提供
今回の実証実験は、電動車の車載蓄電池を束ねて電力グリッド向けに充放電を行って需給調整を行う「ビークル・トゥ・グリッド技術」を利用して行われるもので、車載蓄電池は「アウトランダーPHEV」のものが利用される。

実証実験の内容としては、NewMotion社がオランダ・アムステルダム市の家庭や勤務先に設置する10台の電動車用充放電チャージャーに「アウトランダーPHEV」を接続し、不意の電源喪失や大規模停電などに備えるための「予備電力市場」向けにサービスを提供するものだ。

これにより系統安定化を図ることで、発電力量が自然によって大幅に上下する太陽光や風力など再生可能エネルギーによる系統の乱れを抑えることができ、再生可能エネルギーの導入促進に貢献できるとのことだ。

三菱自動車では、今回の実証を通じて、電動車および車載蓄電池を活用した新たな価値、事業機会の創出を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

三菱自動車 プレスリリース
http://www.mitsubishi-motors.com/

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